運動を行うと一時的に血圧が上昇しますが、運動を継続していくと筋肉に多くの酸素や栄養を運ぶために血管が拡張したり、交感神経の緊張が和らぐ事で、結果的に血圧を低下させる効果があります。
おすすめの運動としては、ウォーキングやサイクリング、水泳など全身をくまなく使えて、身体への過度な負担がかからないスポーツです。ウォーキングやサイクリングなら一日一時間、ジョギングや水泳なら一日30分程度が適切で、週に三回以上行うとより効果的です。
スポーツは一度に多くの時間をかけるよりも、毎日少しずつ行う方が良いので、無理のない範囲で続けていく事が大切です。また、適度なスポーツは血圧を下げるだけでなく肥満の解消にも役立ち、生活習慣病の予防にもなります。
注意点として、血管に異常がある人や、心不全などの心疾患を患っている場合は、身体に負担がかかる運動で症状が悪化する危険性があるため、担当医に相談してから行うようにしましょう。
