基礎代謝とは、体温維持や内臓を動かすなどの生命活動に使われる、必要最低限のエネルギー量の事を意味します。
身体の中で、最もエネルギーを消費する部位は筋肉です。筋肉量の少ない人は生命維持に必要なエネルギーが少ない省エネ体質と言え、カロリーを過剰に摂取すると消費せず脂肪として溜め込んでしまいます。
つまり、筋肉を鍛えて筋肉量を増やす事ができれば基礎代謝が上がり、肥満になりにくく痩せやすい体質に変わります。この基礎代謝を上げるには、筋肉量を増加させる無酸素運動がおすすめです。
無酸素運動とは短距離走や筋力トレーニングに代表される、酸素を使わない短い時間で筋肉に強い負荷をかける運動です。マラソンやジョギングなどの継続的に筋肉へ少ない負荷がかかるスポーツでは、エネルギー源として脂肪が用いられます。
しかし無酸素運動では脂肪ではなく、筋肉の中に蓄えられたグリコーゲンと呼ばれる糖が消費され、筋肉量を増やす事に繋がります。